有機又は無農薬・無化学肥料大豆作付け希望者大募集


【求められる国産有機大豆】

 大豆は日本人にとって米に次いで大切な食材で、肉を凌ぐ蛋白源として畦などで大切に栽培されてきました。大豆には良質のタンパクやサポニンが含まれていることは誰も知っていますが、その含有量とアミノ酸化は意外と知られておりません。特に若いお母さん方は子供に肉を食べさせないと丈夫な体が出来ないと錯覚している方が多いようです。タンパク含有量が肉の2倍も含まれ、黄な粉やお豆腐、油揚げ、オカラ、味噌、醤油、納豆などの主原料になって私たちの体を作ってきたことを知らない方が多いのです。

 特に餅に黄な粉を塗した安倍川餅が成分的には吉野家の肉丼と同じであり、それをしのぐデンプンとタンパクを含む優れた食べ物であることを知っている人はまれになってしまいました。川幅の広い阿部川を人を背負って運んだ屈強の人足の食べ物だったことを知っていればBSEが発症しても大騒ぎせずに済んだはずです。

 味噌や醤油に至っては、単なる調味料と勘違いしている人が多いのも悲しい現実です。人間は(動物はと言った方が正確ですが)たんぱくを直接吸収できません。一旦アミノ酸に分解して吸収し、人間をかたちづくるたんぱくを再合成して成長するのです。その分解を手助けしてくれるのが納豆菌や麹菌・酵母菌などであり、味噌・醤油・納豆はそうした微生物によってたんぱくをアミノ酸に分解した消化吸収の良い栄養源であると同時に、生きた有用微生物を体内に取り込むことのできる唯一の食材です。

 その優れた価値を台無しにした学者や食品企業が今大手を振って、遺伝子組み替えも、ポストハーベスト大豆もお構いなしに輸入し、いんちき加工食品を大量に販売していますが、そんななかでも昔ながらの製法を守っている方々もおります。そうした真面目な加工業者が求めるのは国産の有機・無農薬大豆です。

 その大豆が今極端に不足し、止むを得ず輸入有機大豆に頼らざるを得なくなっています。

【有機認定水田に大豆を作って、超・低コストの有機米を作りませんか】

 NPO法人 民間稲作研究所の付属農場で見たように、大豆跡の有機水田はモミガラ薫炭とグアノだけで、他は何も必要としません。加えて、コナギやオモダカ・クロクワイなどの強害雑草も発生が極端に減ってきます。有機稲作にとって、まさに一石二鳥のコスト削減効果があります。イネー大豆又はイネー麦―大豆の輪作で有機栽培が可能ですので是非検討して見て下さい。

 問題は有機大豆の栽培ですが、@播種時期を間違えないこと。A除草のための2回培土の時期を外さないこと。B追肥時期を間違えないこと。以上3点を守れば、10aあたり3俵前後の収穫があります。

5 穀物検査(等級検査)は各県で受けてください。



イネ ― 麦 ― 大豆輪作の栽培ごよみ                     
(有)日本の稲作を守る会
  時 期 作 業 内 容 使用農機具及び資材



10/上旬〜中旬 イネ収穫後 発酵肥料300kg散布・耕起(2回・乾燥しにくいほ場は畦揚げを実施) 発酵肥料(米ぬか+オカラ)ロータリー又はプラウ
播種 ミスト機又は播種機
12月中旬 麦踏・土入れ 麦踏ローラ・中耕培土機



 



1月中旬 麦踏・土入れ 麦踏ローラ・中耕培土機
2月中旬 麦踏・追肥・土入れ ペレット発酵肥料40kg
4月下旬 出穂  
6月中旬 収穫 コンバイン
6月下旬 耕起・均平・播種 ドライブハロー
7月上旬 雑草の発芽をみて中耕除草 中耕培土機
7月中旬 第2回目 中耕除草  
8月上旬 手取り除草・追肥 ペレット発酵肥料
11月上旬 収穫・乾燥・脱穀・調整  
11月下旬 耕起  



 

3月中旬 モミガラ薫炭散布・耕起・雑草すき込み モミガラ薫炭2?・グアノ40kg散布 ロータリー
4月下旬 鎮圧・均平代かき ドライブハロー
5月上旬 2回目代かき 田植 ドライブハロー
5月中旬 30日間常時湛水・深水管理  
6月下旬 調整肥 グアノ
7月中旬 中干し1週間・以後掛け流し  
8月中旬 出穂  
9月下旬 収穫  

注1 麦を作付けしない場合は、大豆のは種前に2〜3回耕起し、雑草を完全に除去して下さい。

注2 大豆の雑草防除は2回の中耕培土です。時期を逃さずに実施するのがポイントです。

写真はダイズ跡のイネです。
(面積2ha 古谷氏水田)